麻疹と風疹の予防接種の再変更について
平成17年7月29日に「予防接種施行令の一部を改正する政令・省令」(詳細は、ここを参照)が改正され、平成18年4月1日から麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン)の第一期および第二期が行われることとなりました(スケジュール表)。 この予防接種施行令の改正は麻疹や風疹ワクチンの有効性は90%前後とされていますが、、さらにその有効性を100%に近づけようと意図されたものでした。ただ、この改訂は移行措置なしで急に変更され、救済措置などが不完全な点から、日本小児科学会・医会は早急な改訂を進言していました。
平成18年6月2日に「予防接種施行令の一部を改正する政令・省令」(詳細は、ここを参照)が日本小児科学会・医会の意見を取り入れて再改正されました。
主な改正点は、
1)対象者の見直しがなされ、平成18年4月1日前に、麻疹ワクチン及び風疹ワクチンを接種した者に、第2期(小学校就学前の1年間)として接種できるようになったこと、
2)予防接種液が追加され、麻疹ワクチン、風疹ワクチンの単抗原ワクチンがそれぞれ使用できるようになったこと、であります。ただし、単抗原ワクチンの接種が制度上可能になりましたが、麻疹・風疹混合(MR)ワクチンが接種勧奨されています。
平成20年4月からは、5年間の時限立法ですが、麻疹・風疹ワクチンを1回しか接種していない子供さんには、中学校1年生に相当する1年間(4/1〜3/31・第3期)と高等学校3年生に相当する1年間(4/1〜3/31・第4期)のいずれかで無料接種が可能となりました(スケジュール表)。この時期まで待つことが心配な場合には有料になりますが、麻疹もしくは麻疹・風疹混合(MR)ワクチンを接種することを当院ではお勧めしています。
当院の考え方を加味して作成した患者さん配布用説明書(PDFファイル)を参考にして下さい
(PDFファイルですので、Adobe Reader が必要です)
(当院での予防接種の受け方については このページをお読み下さい)
(保護者同伴が原則ですが、どうしても同伴できない時には、この書類に記入して親族の方がご来院下さい)
平成17年9月10日 掲示
10月14日 改訂
平成18年 4月 1日 再改訂
6月 1日 再々改訂
平成20年 4月 1日 再々改訂
(医)若葉台クリニック 院長(小児科) 鈴木 信子
副院長(産婦人科) 鈴木 正利